凸凹研究所

関心のある、購入した製品ついて書く不定期更新の雑記ブログです。

TRN BT30

 こう言う物はAliexpressで買う方が多いですが、今回はAmazonBlack Fridayと被ったので、こっちで購入しました。

 購入の動機は「長らく使用していたSE215SPEのケーブルが断線しかけていた」「無線の音響技術も進化し低価格化が進んだので良い機会だと思った」のが理由。純正で出来るのもありますが無線には万は出したくないので候補から外し安い本機にしました。 完全無線イヤホン自体は知り合いがくれた無名中華の貰い物は使っていました。音質も極端に悪いとも思いませんでしたが、接続が自宅内でもあまり安定していなかったが不満でした。

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 発送は中国からで、いつも通り深圳からゆうパックで届きました。12月17日以降に届くと連絡されていましたが、予定より早く11日に到着。気にしてはいないですが、箱の角が潰れています。分かりやすく日本語で「ワイヤレスbluetoothレシーバー」と書かれています。Android/iOS以外でもWindowsNintendo Switchでも問題なく使用できます。

 今回はSHUREのイヤホンで使うので、MMCX用を購入。他には2pinの物が発売されています。チップはスマートフォンでお馴染みのQualcommが設計した「QCC3040」。有名所だと『SOUNDPEATS Sonic』が使用しています。

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 説明書は中国語(簡体字)、日本語、英語、朝鮮語で書かれていました。

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 レシーバー本体にはTRNの文字と各種認証記号が描いてあります。

音質

 SE215SPEは純正ケーブルで聞いていましたが、それより若干線が細く、ほんのちょっとぼやけ、無線機故のノイズが乗っかったザラザラした音の印象を受けます(不快感は無い)。とは言え、素の品質の高さゆえに、無線イヤホンとしてはかなり高音質な水準なのは間違えなく、音が悪いと考える人は少ないと思います。SHUR純正のRMCE-TWがありますが、それと比べても音質の差は殆ど無い。

安定性

 車が行き交う道路沿い、乗り降りする人が多い駅の中で歩行していても、乱れる事は無かったです。前世代機だと指摘していた人もいたので、ここが心配でしたが杞憂でした。

装着感

 イヤモニに慣れている人は問題無いと思います。落とす心配も普通の物より無いのも長所。相手の声を聞きたい時にも外した状態で耳に引っ掛けることが出来るのも良い所。マスクの紐との引っ掛かりには注意。

通話

 何回か使いましたが、通話相手に聞いたところ、普通に有線と変わらない位の品質らしいです。

電池持ち

 限界まで試していませんが二時間は確実に持ちます。三時間も多分大丈夫。

短所

  • 本体で音量調節が出来ない
     普通に出来ると思っていたのですが、出来ないんです。私はスマートバンドで音量調節が出来るので、そこまで気にしていませんが、人によってはかなり気になる部分だと思います。同じ価格帯のFiioのUTWS3とかは可能です。

  • QCC3040採用にも関わらず、aptX-HD/Adaptiveに非対応
     QCC3040は本来はこれらのコーデックに対応しているはずなのですが、本機は非対応。通常のaptXのみです。

  • 箱に入れても、電源が切れなかったりする時がある
     どうも本体側の電池残量が少ない時に発生しやすい?

  • 充電に使うType-Cケーブルが挿さらない可能性がある
     挿し込み口の幅が狭く、純正以外を使おうだと対応していないType-Cケーブルが多いです。

  • 箱の充電具合が分からない
     LED等の表示が無いので、全く把握できない。

  • 箱の収納部分が狭い

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 SE215SPEは大丈夫ですが、これ以上大きなイヤホンはキツイかも。Shure以外だとWestoneとかが向いていると思います。

  • 枠にきちんと入れないと充電されず接続も解除されない
     少しでもズレると発生します。ボコッとハマるまで入れること

  • 箱が平均より巨大

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 上と矛盾しているようですが、箱自体は大きいです。普通のよりも1.5倍位大きい気がします。

  • 電源を入れる/切る時のお知らせの声が大きい(人によるかも)
     初めて使った時はビビりました。調節するのは不可。

  • 専用のソフト/アプリは無い
     SHUREやFiioだとこれを使って、色々と設定をいじられるのですが、そう言った物は存在しません。

  • 外音取り込みやノイズキャンセリングは無い
     読んで字の如く。

長所

  • お気に入りのイヤホンを完全無線化出来る。
  • 音質は使うイヤホンに左右されるが、大抵の場合は普通の物よりも圧倒的に上に出来る。
  • 音に飽きても物理的に交換出来る。
  • 通話も問題無し。
  • Type-Cで充電可。

 Fiioにもそういった物があるのは知らなかったので、若干後悔している自分がいますが、チップ自体はこちらの方が新しいので、安定性的には良かったと感じています。 きっとPro版かBT40が発売されるかもしれないので、次世代機は機能面でFiioと同程度には追いついてほしいですね。

注意点(片耳だけしか接続できなくなる症状について)

 使える側も含めてボタン長押しでリセットを実施して一度箱の中へ入れる。
 取り出すと再度左右でペアリングしてくれるので、再度各種端末と接続すればOK。
 一度発生したので対処法を明記しておきます。

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