凸凹研究所

関心のある、購入した製品ついて書く不定期更新の雑記ブログです。

auのスマホトクするプログラムの返却作業の記録

以前借りたPixel 6ですが、そろそろ期限も迫ってきたので返却することにしました。

必要な物

  • 端末本体(付属品・元箱は無くてもOK)
  • 本人確認書類
  • 契約当時の電話番号もしくはauID
  • 分割払いで使っているカード(口座振替の場合は不明)

その他

  • 返却はどこのauショップでも可(実際に購入場所と違う店舗で行ったので確認済み)
  • 予め初期化をしておくと作業が早くなるので事前に済ませておいた方が良い(店員の発言的にしてない場合はその場でさせるとのこと)
  • カバーは付けたまま渡せるので、そのまま処分してもらえる
  • 契約当時のSIMカードは無くても問題なし

実際の作業

店員に事情を説明すると手続きが開始。

本人確認が終わると査定のために傷が付いていないか細かく確認されます。念のために別の人がもう一度確認作業を行います。

特に問題がなければ承認の署名を行って返却完了になります。

Edifier W800BT PLUS

人生初Bluetoothヘッドホン。 フリマサイトでほぼ未使用品が安く売っていたので試しに購入。

Edifierについて

中国の音響機器メーカーで正式名称は「深圳市漫步者科技股份有限公司」。現地では中国語名の漫步者の略称でも展開されているそうです。

創業は1996年で中国メーカーにしては結構な老舗。現在は深圳に本社を置きますが創業の地は北京なのも古参らしい。

中国の他の音響系古参メーカーだとOppo(創業時はAV機器メーカー)は2004年、FiioやHIFIMANは共に2007年創業なのでその歴史の長さが分かると思います。

深圳証券取引所にも上場しており日本の音響機器メーカーのSTAXもここの傘下。同国の音響メーカーではかなりの大御所かと。

日本語でも公式Webサイトが用意されています。ただ日本向けの業務は神奈川県にある株式会社ベントミアに業務委託されているそうです。このベントミア、日本向けのEdifierのサイトでしか紹介されておらず自社のWebサイトは存在しません。国税庁から公開されているデータによれば創業は2019年とのこと。Edifier専業であればEdifier Japanとかにすれば良いと思いますが何か事情でもあるんでしょうか。

写真

箱の中身は本体、説明書、3.5mmAUXケーブル、充電用USB Type-Cケーブルの4つ。

汚くてごめんなさい

「A Passion for Sound(音への情熱)」公式サイトを見る感じ同社の標語らしい。

感じた印象

短所

  • 折りたたみ・回転不可
    • その分、可動部が少ないので耐久性的には良いとも言えるかもしれない
  • ノイズキャンセルが通話時しか機能しない
  • AAC未対応なのでiOS機にはやや不向き?
  • 有線だとアプリのイコライザー設定が反映されない
  • 平均的な有線ヘッドホンと比べると側圧がやや強め(おそらくノイキャンのため)
  • AKGのヘッドホンのようなセルフアジャスト機能は無い
  • 電源のオンオフに時間がかかる。

長所

  • 電池持ちは無線イヤホンよりも明らかに優れている。人によっては1週間位は充電しなくても良さそう
  • 有線でも使える。3.5mm端子なのでAUX接続も可能
  • 良好な装着感で長時間使える、ただ夏場は蒸れそう
  • 200gを切る軽さ
  • aptX対応なのでAndroid機だと最大限性能を発揮できる
  • マルチポイント対応なので複数機器と同時接続が可能
  • 掃除機をかけていても通話が可能なノイキャン性能(確認済み)

人による

音質について

同価格帯の有線モニターヘッドホン程は解像度は無いですが必要十分な音質は確保されていると感じます。普段から高解像度機を使っている人でも無ければ不満に思う人は少ないと思います。 無線化したSHURE SE215以上の音質はあるので値段を考えればかなり優秀かと。ここはヘッドホン故の物理的設計の余裕さが出ていますね。空間表現に関してはヘッドホンの方が圧倒的。

音の傾向としては濃いめな暖色系でドイツのSennheiserに近い尖ってない優等生的な音な印象。低音重視でEDMに向いている気がします。全体的に聴き疲れしにくい音なので作業用にも良いですね。

AndroidはaptX、iOS(今回試したのは正確にはiPad OS)はSBC接続で使いましたが音質的には差はないと感じます。最近の製品はSBC接続でも普通に使う分には音質は問題ないですね。 SBCでも動画視聴では遅延は特には感じられませんでした。ゲームは未検討。

単純な音質はやはり有線が一番良かったですが、この場合はアプリによる最適化機能が使えません。普通の3.5mm接続なのでアプリ側で認識させるのが難しいからだと思いますが手動でも良いので設定できると面白かったですね。

中華無線ヘッドホンだとアプリを使うことが前提の音作りをしているメーカーも多いらしいですが、このヘッドホンは素のままでもちゃんと使えますね。ここは流石の大手品質。

マルチポイントについて

1台のBluetooth機器を複数の機器と同時接続できる機能です。ただし同時に使うことは不可能。最後に操作した側が優先される仕組みです。なので同時に音を鳴らすとかはできません。

マルチポイントは異なるコーデックでも適応できます。例えばAndroidはaptX、iOSはSBCでマルチポイント接続が可能。

まとめ

有線でも無線でもヘッドホンの方が費用対効果が高いと改めて感じました。イヤホンじゃないとダメな人以外は本機に限らずヘッドホンを買うことを勧めます。

Fireの置き換えにiPad Pro 11型第3世代 2021年式を導入してみる

iPad Pro 11インチ 第3世代(Apple M1機)、Wi-Fi・容量128GBの代物が リコレ(ソフマップの中古品限定EC)のブラックフライデーセールでAランク品が¥59,800で出品されていたので購入しました。

購入のきっかけ(面倒臭い人は読み飛ばしてOK)

ずっとFire HD 10(2021)を仕事や勉強、娯楽に活用してきたのですが

shanstate.hatenablog.com

  • メモリが3GBと貧弱で安心して2個以上アプリが使えない。
  • 純正Androidではないので妙な違和感がある。
  • 動画視聴・読書なら我慢できなくもないがブラウジングは微妙。
  • 画面回転が遅い。

と感じるようになってきました。

2年使ってみてタブレットはある程度出費して買うに値する存在、携帯電話よりも費用をかけて良い物にはなったので今回はハイエンドよりの物を購入することにしました。

色々考えた末にSamsungGalaxy Tab S9 FEかXiaomi Pad 6のどちらかに絞ったんですが、 写真撮影をする身として多少クリエイティブな用途で使うことを考えるとApple系の方がソフトウェア的に優位かなーと思い一応iPadも探してみることに。 

数年間、私用だとAndroid機しか使っていなかったのでiPadにしても面白いかなと。iOS系の勉強にもなるので。

丁度リコレで通常の相場ならPro 11インチ 第1世代 2018年式しか買えない価格帯でM1機が出回っていたので買うことにしました。Air 第4世代や現行無印よりも安い…。

触ってみた印象など

開封写真は撮り損ねました(と言ってもダンボールの中に緩衝材とプチプチに囲まれていた本体、納品書などが入っていただけです)。

安いので元箱・周辺機器は一切付属なし。 元箱が無いのは製品の質には影響しませんし、周辺機器と言っても元から充電器とType-Cケーブルしか付属していなかったので今更不要です。 何となく予想はしていたんですが保証切れでAppleCare+の更新は不可。これも安くできた理由かな。

iPad Proに関する説明はすでに他所で大量に行われているので省略します。

iPad Pro 11インチ Gen3の感想(太字は特に印象に残った部分)

短所

  • 普通に買ったら高い(安くなっていなかったら買わなかったかもしれない)
  • 有機EL12.4型で採用されているminiLEDではないので黒の綺麗さ・自然さでは劣る
  • SD非対応
  • イヤホンジャック無し
  • 99%の人には過剰性能なApple M1。自分も活用できている自信はない。
    • その分iPadにしては電池持ちがあまり良くない。Macbookよりも電池容量が少なく従来のBionic機から据え置きのため。

長所

  • 全く動作がもたつかない。画面回転も高速で終わる。Galaxy Tabと比較したいところ。
    • ブラウザ経由の作業も快適。旧型iPadだとどうなのかが気になる。
    • 動画編集・書き出しも余裕。
  • 画面リフレッシュレート120Hz
  • ディスプレイは12.4型には劣るとはいえ、かなり綺麗
  • 同じクアッドスピーカー機と比較しないと分からないが音質は平均的なタブレットと比べてかなり良い。
    • 縦向きでもステレオスピーカーがきちんと機能する。
  • アルミニウム筐体の質感。無印iPadは職場にもありますが品質が違いますね。
  • AndroidiPhone 15と同じくUSB Type-Cなので汎用性が高い。拡張性も◎
  • Wi-Fi 6で安定して高速通信ができている。
  • 待機時の電池の消耗が少ない。
  • M1機はまだ1世代前なので今後も長期間のアップデートが期待できる。
  • Mチップ機は嬉しいことに独自の機能も拡充してくれているのでiPadで最も優位性がある。

Android利用者がiPad OSを触った感想(太字は特に印象に残った部分)

短所

  • 野良アプリが入れにくい。拡張性と言う意味ではAndroidの方が良い
  • ホーム画面のアイコンを自由に配置できない
  • サードパーティーのキーボードに変えても標準のキーボードの使用を強制される場面がある。
  • スワイプ動作がサードパーティーだとあまり採用されていない。
    • 戻るために画面上部まで指を伸ばさないといけない。
    • ステージマネージャーを設定すると左スワイプで戻る操作ができない(アプリ一覧表示と干渉するため)。一番これが致命的だと思う。

長所

  • タブレット(=iPad)向けに最適化されたアプリはAndroidよりも多い。
    • 動画編集するならiPad OSの方が優れたアプリがある印象。
  • ステージマネージャー 自体 は慣れれば快適そうなのでPCで慣れている身としては嬉しい。
  • 標準アプリ「写真」経由で外部ストレージから画像・動画を取り込むとそのまま外部側のデータを削除する機能がある。
  • メモリ効率が良いのかAndroidよりもアプリが落ちにくい気がする。
  • AdguardはAndroidよりも挙動が安定している印象
  • 簡易プログラミングアプリ「ショートカット(Androidで言うTasker系)」が標準で入っている

買って良かったかと言われたら、後悔はしていないですが少し悩む感じ。

ハードは素晴らしいですがソフトがiPad OSなのでそこが違和感を持つ原因ですね。 もう少し拡張性があると嬉しいかなと感じました。Androidを自分好みの改修して使っていた身としては制約が多いのはキツイです。 目玉機能のステージマネージャーもまだ作り込みが甘い印象。iOS機の基本である後ろスワイプができないのはちょっと…。右スワイプを戻るスワイプに変更できる設定ができれば良いんですが。 中身がmacOS寄りになってmac系ソフトも扱える様になれば評価は変わるかもしれません。M1なので期待したいところ。

とりあえず3か月位はこれで頑張ってみますが、合わなかったら中型のAndroidタブレットを導入するかもしれません。 出来ないことを探す方が大変なので、ありがたくハイスペックな試験機としても当面使ってみようと思います。

型落ちのPixel 6無印とPixel 7無印のどっちが良いか?

初めに

現行の7はキャッシュバックキャンペーン等を活用すればもっと安くできるかもしれませんが、今回は普通に購入する想定で考えます。

6は公式店舗でもう売られていないのでイオシスじゃんぱら等で販売されている未使用品を前提に。

なお本記事では「6=6無印」「7=7無印」と言う態で話を進めていきます。

比較

Pixel 6 Pixel 7
寸法(縦×横×厚さ) 158.6×74.8×8.9mm 154.9×74.8×8.7mm
重さ 207g 197g
画面の大きさ 6.4型 6.3型
SoC(CPU) Google Tensor Google Tensor G2
緑、桃、黒 緑、白、黒
認証方式 指紋 指紋・
電池容量 4,614mAh 4,355mAh

自分はPixel 7は使ったことはないですが性能と口コミを見る限りは普通に使う限りはほとんど差は無いと思います。上の表でも同じ性能の部分は省略しています。

Pixelで注目されるのはGoogleが開発している人工知能ソフトウェアの補正が効いたカメラですが、下の比較動画を見ても変化点を探すのが難しいです。 www.youtube.com

それでも一番の進化要素は性能的には前面カメラだけど…?

背面カメラのハード的な進化は乏しいですが前面カメラの方は進化はしています。詳しい内容は以下の通り。

  • 800万画素から1,080万画素に向上
  • 4K撮影に対応

進化することは自分としては未来性を感じるので良いことだと思っていますが、実際に使うにあたって恩恵が受けられるかは別の問題です。

まず800万画素と1,080万画素に大きな違いはないです。大型モニターで見て初めて分かるか分からないか位だと思うのでスマートフォンだけで閲覧する人は変化を感じにくいと思います。 これ以上画質を拘るなら専用にカメラを買うべきです。

4K撮影の方はまず容量を食うので個人で気軽に使うのにはまだ敷居が高いです。商用で使おうとしている人以外は気にしなくてOKでしょう。 加えて処理も重くなるのでPixel 6/7の排熱性能だと長時間撮影は難しいです。

そもそも前面カメラの4K撮影はどう活用していくかが難しいです。

自宅で顔出しのLive配信を超高画質でやりたいと思う人はいるかもしれませんが、 スマートフォンでの4K解像度のディスプレイはSONYXperia位しかまだ存在していないので、 自分が頑張った所でスマートフォンで見る視聴者のほとんどは4K画質を楽しめないでしょう。

どちらにすべきか

6で十分な人

  • 値段重視
  • 指紋認証だけでも気にしない
  • アップデートが7よりも一年早く打ち切られても気にしない
  • ゲームは軽い物しかやらない

7が良い人

  • 少しでも軽い・小さい方が良い
  • 顔認証が絶対必要
  • 最新こそ最良だと思っている
  • 重量級のFPSゲームをやる

同じ値段で売っていたら新しい分7を勧めますが、ハード部分の進化は控えめなのでほとんどの人は6で満足できるはずです。

ゲームに関してはPixel限定のTensorでも最近の主要作品はほぼ問題無く動くのでよっぽどこだわりが無い限り大丈夫だと思います(Tensorについては過去記事を参照して下さい)。

が、Tensorゲーミングやベンチマーク上の性能よりもGoogleのサービスを実利用上で十分な性能が出せるかでSoCを開発しているので、気になる場合は同じAndroidならSoCにSnapragonを採用している端末の方が良いと思います。

それでも悩む人は見た目で決めてもOK!

なお6無印の未使用品は6aの新品とほぼ同じ位の値段なので、6aを買おうか迷っている人で重さにこだわりの無い(6aの方が約20g軽い)人にも6無印を勧めます。

Pixelに関しては過去記事で触れているので良かったら見ていただけたら幸いです。

shanstate.hatenablog.com

shanstate.hatenablog.com

ThinkPad X395 導入

 2017年から使ってきたX230が電池駆動だと突然電気が落ちたり、物理的にもヤバくなってきたので、ノートパソコンは前々から買い替えを検討していました。 個人的な事情で来年以降、私用のノートパソコンそんなに使うかな?と言うのもあったので今まで購入するのを渋っていたんですが、やっぱり買わないときついと思ったので買いました。

 今回は新品でも良いかなと考えていたのですが、今の自分の生活様式だと外では月に数回位しか使わないのと、基本的にデスクトップを使うこと多いのであんまり大金を払って買う気にはなれませんでした。なので今回も中古かアウトレット品、未使用品辺りを検討することに。

候補にしていた端末

  • 適当なX230をもう一個買って修理する お遊びならともかく真面目な用途でそれはしたくない
  • X270 拡張性はあるが型が古すぎる
  • L390 安い上にメモリなどの交換が可能だが重い
  • P14s/T14 Gen1 拡張性はまあまああるがやや重い
  • X1 Carbon 2018年型 軽いが状態が良いのは七万円位するのでこの値段ならP14s買った方が良い
  • X280/X390 良い在庫が無かった
  • X13 Gen1 性能は良いけど10万円払って買う気にはならない
  • HP Pavilion Aero Laptop ThinkPad以外で唯一の候補だったけど踏ん切りがつかず

 上に加えてWQHDの画質や電池持ちに惹かれてMacbook Airのメモリ16GB版を買おうとも考えましたが、色々悩んだ末に今回はやめることに。 あと重い作業にはデスクトップを使うのと現状重い作業はノートパソコンではほとんどしないので、性能よりも軽量さ重視で選ぶことに決定。

 そして暇な時にじゃんぱらを見ていたら、このX395が54,800円で出回っていたのでほぼ即決。X390の在庫もあったんですが、あっちはほぼ同じ値段でメモリが8GBだったので却下しました。なんで状態が同じでもX390の方が価格が高めなのかは分かりませんでしたが、これは購入後に知ることに…。 実は最初に購入するのを決めた時には在庫が無くなってしまったのですが、二日後に復活したので即確保しました。

X395について

 X系列はThinkPadのモバイルノートの中で最も人気のある系列です。只、この300番台はX390とX395のみで珍しかったりします。翌年のX13から世代を明記して製品名は基本的に買えないiPad式に変更したので、300番台もこの年の一度限りで終わってしまいました。X310に数字が戻るのも変(X300は既に存在)ですし、X400にする訳には行かなかったからこう言う方式にしたんだと思います。

 ThinkPadは基本的にintel製CPUを採用してきましたが、2017年にAMD製CPUを搭載したA275(見た目はX270)とA475(見た目はT470)が登場しその後もAMD製CPUを搭載した機種が現在までで続けています。元々はintel機と名称が区別されていましたが、X13以降は統一されました。

 X280/A285の後継機なのにX290/X295にならなかったのは画面の大きさが12.5型から13.3型に変更されたからです。X390/395以降の後継機の筐体は2022年現在は変更されていないので、ある意味X13の初代と見なしても良いでしょう。

 X395はX390のAMDと言っても良い存在です。見た目は全く変わらないですが実際はCPU以外にも細かい仕様が違っています。簡単に説明すると…

  • 重量が100g程AMD機の方が重い。
  • Thunderbolt 3が使えない。
  • intel機よりもグラフィック性能が高い分、発熱がしやすく電池持ちが短い

 詳しく知りたい人はこちらのサイト様を参考にしてみて下さい。

metalman.hatenablog.com

 X395は傾向として新品の時点でX390よりも値段が低めに設定されており、ちょっとだけ安価なX390と言う役目も強かった機種とも言えるでしょう。ノートPCは電池持ちを重視する人も多いので消費の激しいX395の市場価値がやや低めなのはこれが原因だと思います。

今回購入したX395の性能

部品・機能 詳細
CPU AMD Ryzen 5 PRO 3500U
メモリ 16GB
ストレージ SSD 1TB(Samsung製)
ディスプレイ 1920×1080(FullHD)タッチ非対応、非光沢IPS液晶
指紋認証
前面カメラ盗撮防止機能
SIMスロット(モバイルデータ通信)
バックライト

 付属品は純正の65W USB-PD充電器とUSBtoLAN変換機。

 びっくりしたのがSIMカード対応です。前の使用者は外で使う気がバリバリあったそうですね。只、自分は基本的にはテザリングで接続するのでSIMスロットよりもバックライト付きの方が良かったのが本音です。まあ中古なんで仕方ないですが。ちなみにOSはWindows 10 Pro。

 初期設定を済ませてしばらく使っていたのですが画面がちらつく。その時点で入れていたソフトはFirefox、LINE、Office 365(WordやExcel、OneDriveなどのOffice一式)で不具合が出そうな物は入れていなかったので理由は不明。

  • ディスプレイドライバーのリセット → ✕(セーフモード経由も✕)
  • Lenovoの公式ソフトでドライバーとBIOSの更新 → ✕
  • 右側にしていたタスクバーを標準の下側に戻す → ✕
  • バッテリーモードを省電力にしない → ✕
  • 自動輝度調節の設定 → ✕(X395にはそんなに項目はない)
  • Windowsアップデート → ✕(既に最新版)
  • 初期化 → ✕

 何やっても症状が治らなかったらWindows10を捨てて11するか、いっそChromeOSを入れるかとも思ったのですが、またMicrosoftから更新が来ていたので再度Windowsアップデートをしたら症状がなくなりました。なんだったんだろう…。

 しばらくしたらまたチラつき始めました。やはりこの個体はグラフィックドライバーが若干不安定な感じがします。どうもWindowsアップデート直後はドライバーが不安定になりやすい気がします。

 X230使っていた身として感じたのは…

  • Webサイトを見る時の読み込み速度が速くなった。
  • キーボードは一部配列や大きさが変わったが、それ程違和感はない。数日で慣れた。
  • マット仕上げになった質感は高級感があってX230より好み。
  • FullHDのありがたさ
  • USB-PDで充電可能になった(前は中華の変換機買って無理やり対応させていました)。
  • HDMI・USB Type-C出力に対応。端子類が近代化したのはありがたい。

 只、前評判の通り、燃費はあんまり良くないですね。intel機の方が省電力なのは聞いてはいましたが想像以上でした。次の4000番台Ryzenからはだいぶ改善されたらしいので後継機のX13 Gen1 AMDならそこまで心配しなくても良いと思います。

 だいぶ使い込んだとは言え6セル電池を積んだ自分のX230よりにも持ちが劣る気がします。バッテリー残量調べても新品からそこまで劣化はしてなかったので交換してもちょっと良くなるかな程度かと。充電しにくい所で使うのが多い人はやめてもっと良いのを買いましょう。

 電池以外は満足しているので、しばらくはこいつを使っていこうと思います。

 2022年10月12日追記 機内モードにした状態でWi-Fiで繋げると若干良くなった気がします(4時間程度)。SIMスロットの部分で電気を使わなくなるからかな?

Pixel 6aとPixel 6(7)無印の違い、どっちを買った方が良いか?

 先日Pixel 6aが発表されました。噂が流れていたとは言えTensorを廉価版でも搭載してきたのはやっぱり驚きました。

主な違い

Pixel 6 Pixel 6a Pixel 5a
寸法(縦×横×厚さ) 158.6×74.8×8.9mm 152.2×71.8×8.9mm 156.2×73.2×8.8mm
重さ 207g 178g 183g
画面の大きさ 6.4型 6.1型 6.34型
画面の最大駆動度 90Hz 60Hz 60Hz
SoC(CPU) Google Tensor Google Tensor Snapdragon 765G
メモリ(RAM) 8GB 6GB 6GB
緑、桃、黒 緑、白、黒
イヤホンジャック 無し 無し 有り

 この表以外だと無線充電の有無などもありますが、それ以外は6aと6無印で変わっている所はほぼ無いです。5aと比べると重さは若干軽くなって程度でほぼ一緒で性能が大幅に向上した引き換えにイヤホンジャックが消えてしまいました…。これは人によってはかなり気になる所だと思います。

 5系列から同じ系列全ての端末でSoC共通になり、今回はTensorを採用したことで廉価版でもかなり高性能の端末に進化しました。競合としてはiPhone SE(第3世代)や型落ちのiPhone 12系列でしょうか?

結局どっちが良いの?

6(7)無印の方が良い人

  • フォートナイトやPUBG、Apex Mobile等のFPSTPSゲームをする人

  • かなり長く使う予定のある人

6aの方が良い人

  • 上二つの要求が無い人

  • ゲームはしない或いは軽く激しくないゲームしかやらない人

  • 比較的軽いスマートフォンが欲しい人

 激しいシューティングゲームをやる人は6無印以上、そうではない人は6aで良いと思います。PCでFPSをやっている方は分かると思いますがFPSは反応速度が大事なので駆動度が高い方がやりやすいです。逆にそれ以外のゲームだと90Hzの恩恵は受けにくいので60Hzで困ることはないはずです。只、本気でゲームやりたい人は冷却性能を考えるとタブレットかゲーミングスマートフォンに手を出した方が良いと思うのでPixelでゲームをするのであれば?どっちにするか程度に捉えて欲しいです。

 個人的には2022年現在はメモリは6GB以上あればアプリが突然落ちると言うことは少ないと思いますが、8GBあればそれ以上の余裕が得られるのは事実です。二年以上使うことを想定している人は6無印の方が良いかもしれません。

 6無印を触っている限りTensorは燃費の悪いSoCには思えませんが、765Gよりは消費電力は上なので電池持ちの懸念がある人は実際の実機評価を待ってから購入した方が良いでしょう。

 一応、今現在auスマホトクするプログラムでPixel 6無印を端末代1円で二年貸出する企画を実施しています。高くても良いので返却したくない人でも購入価格は4万ちょい。6aを買うよりも安いので大きさと重さにこだわりが無い人はこっちの方が良いかもしれません。詳しくは以前の記事で解説しています。

shanstate.hatenablog.com

Pixe 6系列でゲームをやる人への注意事項

 6系列と7系列はAndroidでは採用数が多い米QualcommのSoC(CPU)「Snapdragon」では無く独自の「Tensor」と呼ばれるSoCを使用しています。 一応、Tensorは韓Samsung製のSoC「Exynos」の最上級チップが基になっており、これは同社のGalaxy旗艦機のS系列などで使われています。 Galaxyは世界的に見ればAndroid最大派閥なので最適化の度合いでもほとんどの場合問題ないはずです。

 ただし日本では安価なA系列を除けばExynosを使ったGalaxyは売られていません。S系列も日本版はSnapdragon仕様になっています。 なので日本産のゲームだとExynosまで目が行き届かない可能性があり、最適化が上手くされない恐れがあるのでそこは警告しておきます。

Pixel 7系列が登場した現在では?(2022年12月追記)

 6無印はPixel 7無印に世代交代しましたが目に見える形で大きな変化は無いです。上の項目で元々6無印が向いていると判断した人は7無印を購入して下さい。

 6aに関しては、6無印が型落ちになったことを受けイオシス等の中古屋は未使用品を値下げしたので今買うなら6無印の方が良いと思います。Pixelは他のAndroidスマートフォンとは違いキャリア版でもSIMロックフリー版と中身の仕様は同じなのでau版でもSoftBank版でも購入して大丈夫です(iPhoneと同じ)。

Pixel 6をauからレンタルしてみた+PovoへのMNP

 auのキャンペーンでPixel 6が実質一円で二年間借りられるので契約してきました。

レンタル実質一円の仕組み

  • 22か月間は請求はなし(実際は請求が来るがキャンペーンの割引で相殺)
  • 23か月目に1円だけ請求が来る。
  • 25か月目までにauショップ(日本全国どこの店でも可)に持っていけば返却完了。付属品は不要で本体だけでOKとのこと。
  • 返さない場合は残金を支払うことになる(特に何も手続きしない場合は分割)。残金を払い終わったら完全に自分の物になる。
  • (Pixel 6の場合)破損があった場合は最大22,000円を支払う必要がある。

契約した動機

  • 予備機OnePlus 7の電池がくたびれてきたのでその代替。電池交換するより安いので。
  • OCNモバイルONEからpovoにMNPするついでに。
  • カメラ性能に興味があった
  • 二年経ったらどうせ新しいのが欲しくなる。

 先月やろうかなと思ったんですが、OCNはMNP手続きが瞬時に出来ないことを知らなかったのでその時は断念。 もう終わったんじゃないかなと思いつつ店を覗いたら、まだキャンペーンをやっていたので今度こそ契約しました。 SoCの安定性が評価されているので、たまにはiPhoneにしようかなとも一瞬考えましたが、 最近買う機器はType-Cを使える物で統一している以上Lightning端子問題が気になってやめました。

 auの回線を使う気はないので、一番安いプランをオプションなしで契約。 担当者の方もこちらの意図が分かっているのかテキパキ進めてくれて一時間も掛からず手続き終了。

 転売防止なのか簡単な初期不良の確認と称して開封作業を行いました。 まあ貸出である以上人には売れないし、そもそも自分で使うので問題なしです。 最初に貼ってあった画面保護のシールとかも、いらないのでその場で捨ててもらいました。

 あとは注意点として契約後180日間は同じようなキャンペーンには参加できないと言われました。

MNP

 三月に店員に聞いた限りでは、povo2.0移る場合は半年以上、UQモバイルに移る場合は一か月以上使わないとブラックリストに載るらしいとのこと。 でも回線は現状で十分なので気にしないでさよならします。ごめんねau

 auからpovoは本来なら簡単に移行出来るんですが、なぜか2021年末からメンテナンスが入ってわざわざMNP転出番号を取らないと移行できないらしい。しょうがないので普通に手続きする。

 PixelはeSIMが使えるので即日発行するか悩んだのですがeSJM非対応の端末で使い回せるように物理型を選択。

 そうしている間にAmazonで頼んだ最安の透明ケース(400円)が到着。画面保護フィルムは知り合いのを譲ってもらった。

開通手続き

 前日の午後に申し込みをしたのに翌日の午前中に到着。噂には聞いていたが速い。

 送り主を見る限りではpovoの発送専門施設があるらしく認証が取れたらすぐに送ってくれるのだろうか。配達はヤマト運輸

 封筒の中には説明書、SIM本体、SIMピン、おまけのステッカー?が入っていました。

 開通作業はOnePlus 7経由で実施。 作業はアプリ経由で一瞬で終わる。有効化して数秒後にはauのSIMが使えなくなり無事開通…

 何故か電波が入らない。再起動したらちゃんと入った。 説明書通りにSIMカードを入れる前に開通手続きしないといけないらしいです。

 24時間無制限トッピングが追加されていたので試す。速さは自宅の場合は普通。

Pixel 6

 auから購入した影響か最初に表示されるインストール推奨アプリにau系のアプリが混じっていました。拒否できるので問題は無いですが。

 SIMロックは最初から掛かっていないとのこと。総務省方針の尊重かPixelゆえの特別対応かは不明。手続き不要なのは嬉しい。

短所

  • カメラとスクリーンショットの音を無効化できない。今の所Root化する以外で良い方法は浮かばない。
  • 重い(軽量なMi 11 Liteと比べると猶更)
  • カメラの出っ張り
  • (フィルム付けている影響もあると思うけど)指紋認証の精度がやや悪い。OnePlus 7の方が上。これならPixel 5みたく背面指紋認証の方が良かった。
  • 顔認証無し(アップデートで追加されるかも)
  • 独自SoCなので場合によってはSnapdragon機と違って不具合が起こるかもしれない
  • 有線でモニターなどに画面出力することは不可

長所

  • 独自アプリが入っていない
  • (日本版限定)Felica対応
  • アップデート期間が長い
  • 写真・動画の写りに癖がない
  • eSIMが使える
  • USB-PD対応(汎用の充電器で急速充電可)

人による

  • Android 12は今まで仕様が変わったため11以前に慣れた人には使いにくいかも
  • Dual SIMだが片方はeSIM

Google初の独自SoC「Tensor」について

 Google初の独自SoCと謳っているが、技術的にはSamsungのExynos 2100(主に韓国・欧州版のGalaxy S21で使用)を基にGoogle独自のEdge TPU を載せられるように改修した物らしい。

9to5google.com

 Googleの機能を最大限活用するためのスマートフォンと言った感じ。万人受けしそうでしない印象。 評価も人によってはっきり分かれています。

 体感的にもMi 11 Liteと比べてもそれ程動作性能が上がった気はない。 それでも準高級機スマートフォンだけあって格安機に削られがちなqi(置くだけ充電)とかがあるのは使わなくても気分的に嬉しい。 今回は独自SoC搭載機初の端末なのでPixel 7(仮)でどう改良されていくのかが楽しみです。

 手荒に扱えないので普段用にするかは分かりませんが、当面は予備機兼簡易的なビデオカメラとして使おうと思います。