実物を上げている人はすでに大量にいるので、写真は省略。
一個位タブレットあったら、便利じゃないかと考え、10月の月末セールで値引きされていたので購入。 Fireタブレットの中でも上位機種。この上にPlusがあるけど、もう1GBメモリが多いのと、Qiの有無以外に変化は無い。
SoCのHelio P60Tは低価格Android端末ではよく使われている物で、2016年の旗艦機でよく使われていたSnapdragon 820/821より少し上くらいの性能。 なのでブラウジング、動画視聴、読書は不満無い程度にはサクサク動く。一万円でこれなら上出来。但しSoC自体は前世代機と同じで性能面での向上は無い。
Fire OSと謳っていますが、実態は只のGoogle要素が消えたAndroid 9.0。 なので別途GoogleのシステムアプリとPlayストアを入れれば、普通のAndroidと同様に使える。 音声入力とか一部使えない物もあるけど、ほぼ全てのアプリは動作するはず。動きも遅くないし、バグも今の所ない。 ただし非公式な手法で自己責任になるのは注意。
長所
- (割引時は)脅威の約1万円で買える。普段でも約1万5千円。これ以上の買うなら3万円台後半以上の物で良い位。
- 他の7型や8型のFireと違いメモリが多い。
- 漫画も読める10.1インチ。画面二分割も可能。
- ブラウジングと動画、読書だけなら、もたつきはほぼ無い。iPad無印には勝てないものの、それと比べてもそこまで遅くはない。
- 液晶ディスプレイはFullHD 60Hzで十分に綺麗。これは10型のみの特権で選んだ最大の理由。iPad無印と違って画面が沈んでいない。
- 素の容量は32GBだが、microSD使用可。
- イヤホンジャック付。DAC自体も悪くないと思う。
- 有象無象の低価格中華Androidタブレットと違って、Amazon Prime VideoとNetflixが100%高画質で再生出来る。
- まあまあなステレオスピーカー。
- 自己責任だが、Playストアを入れられるので、アプリ不足は解消可能。HUAWEIと違って面倒臭く無いのも良い所。
- 低性能故、電池持ちも優秀。
- USB Type-C
- iPadよりほんのちょっとだけ軽い。
- 日本国内で正規品が買える。
人によって意見が分かれる
- 背面がマット仕上げのプラスチックで高級感は無いが、傷が目立ちにくい。実用的にはこっちの方が優れている。
- 色は黒、暗い青、渋い緑の三色から選べるが、全体的に地味。自分は青を選んだ。
- 画面が有機ELでは無く液晶。焼付きに怯えなくていいのは長所。
短所
- 標準のランチャー(ホームアプリ)が使いにくい。Fire OS故、変更も面倒。
- 自分は気にしていないけど、光沢液晶による反射が目立つので、解消したい人はフィルムを張る必要がある。
- 縦置きで使うとボタン類が全て上か下になり、操作しづらい。
- 2Dゲームは音ゲー以外は大丈夫そうだが、3Dゲームとかになると明らかに厳しいと思われる。
- メモリが3GBなので、多重起動する人には使いにくいかも。サービスの進化を考えるとこの先そんなに長くは使えないと思う。不安な人は+5000円払ってPlusへ。
- 普通のAndroidでは無いので、Playストアを入れたとしても、Google由来の機能には一部制限が掛かる(例:音声入力)。
- カメラ機能は無いに等しい。タブレットで写真撮る人は少ないと思うので、あんまり支障は無いと思うけど。
- 位置情報機能は無いので、地図を見る際は注意。
- スタイラスペン非対応。
- SIMカードが挿せるセルラーモデルが無い。外で使う場合はテザリングで。
- ステレオスピーカーが長辺片側だけにあるので、縦置きにした時にモノラルになってしまう。値段が安いので文句は無いけど、自分にとっては一番残念な部分と言える。
- Wi-Fi6(ax)が使用不可。
- Bluetooth関連だと、aptX系とLDACのコーデックには非対応。ただ圧縮音源を気にしない人には関係ない。そもそもaptXとAACを聞き分けられる人は少ないと思う…。
- 娯楽と閲覧用なら問題無いが、仕事に使うには工夫が必要。
あくまでAmazonの商品なので、ちゃんとしたAndroidタブレットが欲しい人はXiaomi Pad 5、いっそタッチパネル付のChromebookを購入した方が良いと思うけど、試しに買うなら満足出来る物かと。
MediaTekは避けていたわけではないですが、逆に安物でもここまで使えるのかと感動しました。とにかく安いタブレットPCが欲しい人や普段はiOSしか使っていないけど、試しにAndroidを使ってみたい人におすすめします。