凸凹研究所

関心のある、購入した製品ついて書く不定期更新の雑記ブログです。

Fireの置き換えにiPad Pro 11型第3世代 2021年式を導入してみる

iPad Pro 11インチ 第3世代(Apple M1機)、Wi-Fi・容量128GBの代物が リコレ(ソフマップの中古品限定EC)のブラックフライデーセールでAランク品が¥59,800で出品されていたので購入しました。

購入のきっかけ(面倒臭い人は読み飛ばしてOK)

ずっとFire HD 10(2021)を仕事や勉強、娯楽に活用してきたのですが

shanstate.hatenablog.com

  • メモリが3GBと貧弱で安心して2個以上アプリが使えない。
  • 純正Androidではないので妙な違和感がある。
  • 動画視聴・読書なら我慢できなくもないがブラウジングは微妙。
  • 画面回転が遅い。

と感じるようになってきました。

2年使ってみてタブレットはある程度出費して買うに値する存在、携帯電話よりも費用をかけて良い物にはなったので今回はハイエンドよりの物を購入することにしました。

色々考えた末にSamsungGalaxy Tab S9 FEかXiaomi Pad 6のどちらかに絞ったんですが、 写真撮影をする身として多少クリエイティブな用途で使うことを考えるとApple系の方がソフトウェア的に優位かなーと思い一応iPadも探してみることに。 

数年間、私用だとAndroid機しか使っていなかったのでiPadにしても面白いかなと。iOS系の勉強にもなるので。

丁度リコレで通常の相場ならPro 11インチ 第1世代 2018年式しか買えない価格帯でM1機が出回っていたので買うことにしました。Air 第4世代や現行無印よりも安い…。

触ってみた印象など

開封写真は撮り損ねました(と言ってもダンボールの中に緩衝材とプチプチに囲まれていた本体、納品書などが入っていただけです)。

安いので元箱・周辺機器は一切付属なし。 元箱が無いのは製品の質には影響しませんし、周辺機器と言っても元から充電器とType-Cケーブルしか付属していなかったので今更不要です。 何となく予想はしていたんですが保証切れでAppleCare+の更新は不可。これも安くできた理由かな。

iPad Proに関する説明はすでに他所で大量に行われているので省略します。

iPad Pro 11インチ Gen3の感想(太字は特に印象に残った部分)

短所

  • 普通に買ったら高い(安くなっていなかったら買わなかったかもしれない)
  • 有機EL12.4型で採用されているminiLEDではないので黒の綺麗さ・自然さでは劣る
  • SD非対応
  • イヤホンジャック無し
  • 99%の人には過剰性能なApple M1。自分も活用できている自信はない。
    • その分iPadにしては電池持ちがあまり良くない。Macbookよりも電池容量が少なく従来のBionic機から据え置きのため。

長所

  • 全く動作がもたつかない。画面回転も高速で終わる。Galaxy Tabと比較したいところ。
    • ブラウザ経由の作業も快適。旧型iPadだとどうなのかが気になる。
    • 動画編集・書き出しも余裕。
  • 画面リフレッシュレート120Hz
  • ディスプレイは12.4型には劣るとはいえ、かなり綺麗
  • 同じクアッドスピーカー機と比較しないと分からないが音質は平均的なタブレットと比べてかなり良い。
    • 縦向きでもステレオスピーカーがきちんと機能する。
  • アルミニウム筐体の質感。無印iPadは職場にもありますが品質が違いますね。
  • AndroidiPhone 15と同じくUSB Type-Cなので汎用性が高い。拡張性も◎
  • Wi-Fi 6で安定して高速通信ができている。
  • 待機時の電池の消耗が少ない。
  • M1機はまだ1世代前なので今後も長期間のアップデートが期待できる。
  • Mチップ機は嬉しいことに独自の機能も拡充してくれているのでiPadで最も優位性がある。

Android利用者がiPad OSを触った感想(太字は特に印象に残った部分)

短所

  • 野良アプリが入れにくい。拡張性と言う意味ではAndroidの方が良い
  • ホーム画面のアイコンを自由に配置できない
  • サードパーティーのキーボードに変えても標準のキーボードの使用を強制される場面がある。
  • スワイプ動作がサードパーティーだとあまり採用されていない。
    • 戻るために画面上部まで指を伸ばさないといけない。
    • ステージマネージャーを設定すると左スワイプで戻る操作ができない(アプリ一覧表示と干渉するため)。一番これが致命的だと思う。

長所

  • タブレット(=iPad)向けに最適化されたアプリはAndroidよりも多い。
    • 動画編集するならiPad OSの方が優れたアプリがある印象。
  • ステージマネージャー 自体 は慣れれば快適そうなのでPCで慣れている身としては嬉しい。
  • 標準アプリ「写真」経由で外部ストレージから画像・動画を取り込むとそのまま外部側のデータを削除する機能がある。
  • メモリ効率が良いのかAndroidよりもアプリが落ちにくい気がする。
  • AdguardはAndroidよりも挙動が安定している印象
  • 簡易プログラミングアプリ「ショートカット(Androidで言うTasker系)」が標準で入っている

買って良かったかと言われたら、後悔はしていないですが少し悩む感じ。

ハードは素晴らしいですがソフトがiPad OSなのでそこが違和感を持つ原因ですね。 もう少し拡張性があると嬉しいかなと感じました。Androidを自分好みの改修して使っていた身としては制約が多いのはキツイです。 目玉機能のステージマネージャーもまだ作り込みが甘い印象。iOS機の基本である後ろスワイプができないのはちょっと…。右スワイプを戻るスワイプに変更できる設定ができれば良いんですが。 中身がmacOS寄りになってmac系ソフトも扱える様になれば評価は変わるかもしれません。M1なので期待したいところ。

とりあえず3か月位はこれで頑張ってみますが、合わなかったら中型のAndroidタブレットを導入するかもしれません。 出来ないことを探す方が大変なので、ありがたくハイスペックな試験機としても当面使ってみようと思います。