凸凹研究所

関心のある、購入した製品ついて書く不定期更新の雑記ブログです。

OKN WiFi 6E AX3000

 デスクトップパソコンなのに無線LANで接続しないといけない生活環境にあるので、長らくUSB子機で繋げていましたが感度がいまいち良くなく、最近は毎回毎回通話相手に通信不良で迷惑を掛けていたので対処法を考えていました。大手だと中国のTP-Linkも出しているんですが、安定した速度で通信出来れば何でも良かったので、比較的安い本機を購入しました。

OKNについて

  • 公式サイト:http://okncom.com/
  • 正式名は「OK Networking」。これが社名かどうかは不明。
  • 本社は中国の深圳市にある。
  • 日本国内だけではなく本家Amazon.comにも出店している。

 問い合わせ窓口の紹介とドライバーなどの配布を行うのが中心のサイトなのであまり詳しい情報は載っていませんでした。

開封


 質素なダンボールに入っています。

付属品

  • 無線LANカード本体
  • アンテナ×2
  • 取付金具と固定用ネジ
  • プラスドライバー
  • Bluetoothを使えるようにするためにマザーボードUSB2.0コネクタと繋げるケーブル
  • 説明書


 付属プラスドライバーの品質はあんまり良くないので持っている人は私物を使った方が良いと思います。説明書は日本語と英語です。

製品について

 名前通りWi-Fi 6Eに対応しているらしいですが、自宅のWi-Fi環境が非対応なので本当に使えるか試せていません。マザーボードUSB2.0ネクター(説明書にはUSB-Fと書かれている)に繋げるとBluetoothも使えます。ちなみにVersionは5.2と最新式。

 チップセットが何なのか気にせず買ったのですが、台湾のMediaTekが開発した「MT7921K」を使用しているとのことです。これはGIGABYTEAMDマザーボードにも使われているらしいですね。ちなみにMediaTekAMDとPC向けWi-Fi 6Eモジュールの共同開発する位は親密です。今回はASUSAMDマザボに取り付けるので安定したドライバーの更新の可能性が高くなっているのは嬉しいです。

使用後の変化


 IEEE 802.11n(5GHz)で接続。
 ベンチマーク上の数字は以前の環境と据え置き~若干上くらいであまり変化は無いですが、格段に安定性が増した気がします。

 懸念だった通話の方も三時間遅延無しで通話することができました。

 前は時々通信がかなり遅くなる場面もあったのですが、これに変えてからは今の所皆無です。元々近くのUSBにオーディオインターフェースなど色々接続していたのが良くなかったと思っていますが、ノイズの干渉が無くなって安定したんでしょうか?

 Bluetooth周りだとBT30を使用した感じでは遅延はそんなに大きくない気がします(コーデックは不明)。普段2.0コネクタはケースファンの電力供給に使ってしまっているので、使用できる環境でもほぼ使わないと思います。

 デスクトップでインターネットを使うのが若干億劫になっていたのが解消されて良かったです。

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TRN BT30

 こう言う物はAliexpressで買う方が多いですが、今回はAmazonBlack Fridayと被ったので、こっちで購入しました。

 購入の動機は「長らく使用していたSE215SPEのケーブルが断線しかけていた」「無線の音響技術も進化し低価格化が進んだので良い機会だと思った」のが理由。純正で出来るのもありますが無線には万は出したくないので候補から外し安い本機にしました。 完全無線イヤホン自体は知り合いがくれた無名中華の貰い物は使っていました。音質も極端に悪いとも思いませんでしたが、接続が自宅内でもあまり安定していなかったが不満でした。

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 発送は中国からで、いつも通り深圳からゆうパックで届きました。12月17日以降に届くと連絡されていましたが、予定より早く11日に到着。気にしてはいないですが、箱の角が潰れています。分かりやすく日本語で「ワイヤレスbluetoothレシーバー」と書かれています。Android/iOS以外でもWindowsNintendo Switchでも問題なく使用できます。

 今回はSHUREのイヤホンで使うので、MMCX用を購入。他には2pinの物が発売されています。チップはスマートフォンでお馴染みのQualcommが設計した「QCC3040」。有名所だと『SOUNDPEATS Sonic』が使用しています。

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 説明書は中国語(簡体字)、日本語、英語、朝鮮語で書かれていました。

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 レシーバー本体にはTRNの文字と各種認証記号が描いてあります。

音質

 SE215SPEは純正ケーブルで聞いていましたが、それより若干線が細く、ほんのちょっとぼやけ、無線機故のノイズが乗っかったザラザラした音の印象を受けます(不快感は無い)。とは言え、素の品質の高さゆえに、無線イヤホンとしてはかなり高音質な水準なのは間違えなく、音が悪いと考える人は少ないと思います。SHUR純正のRMCE-TWがありますが、それと比べても音質の差は殆ど無い。

安定性

 車が行き交う道路沿い、乗り降りする人が多い駅の中で歩行していても、乱れる事は無かったです。前世代機だと指摘していた人もいたので、ここが心配でしたが杞憂でした。

装着感

 イヤモニに慣れている人は問題無いと思います。落とす心配も普通の物より無いのも長所。相手の声を聞きたい時にも外した状態で耳に引っ掛けることが出来るのも良い所。マスクの紐との引っ掛かりには注意。

通話

 何回か使いましたが、通話相手に聞いたところ、普通に有線と変わらない位の品質らしいです。

電池持ち

 限界まで試していませんが二時間は確実に持ちます。三時間も多分大丈夫。

短所

  • 本体で音量調節が出来ない
     普通に出来ると思っていたのですが、出来ないんです。私はスマートバンドで音量調節が出来るので、そこまで気にしていませんが、人によってはかなり気になる部分だと思います。同じ価格帯のFiioのUTWS3とかは可能です。

  • QCC3040採用にも関わらず、aptX-HD/Adaptiveに非対応
     QCC3040は本来はこれらのコーデックに対応しているはずなのですが、本機は非対応。通常のaptXのみです。

  • 箱に入れても、電源が切れなかったりする時がある
     どうも本体側の電池残量が少ない時に発生しやすい?

  • 充電に使うType-Cケーブルが挿さらない可能性がある
     挿し込み口の幅が狭く、純正以外を使おうだと対応していないType-Cケーブルが多いです。

  • 箱の充電具合が分からない
     LED等の表示が無いので、全く把握できない。

  • 箱の収納部分が狭い

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 SE215SPEは大丈夫ですが、これ以上大きなイヤホンはキツイかも。Shure以外だとWestoneとかが向いていると思います。

  • 枠にきちんと入れないと充電されず接続も解除されない
     少しでもズレると発生します。ボコッとハマるまで入れること

  • 箱が平均より巨大

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 上と矛盾しているようですが、箱自体は大きいです。普通のよりも1.5倍位大きい気がします。

  • 電源を入れる/切る時のお知らせの声が大きい(人によるかも)
     初めて使った時はビビりました。調節するのは不可。

  • 専用のソフト/アプリは無い
     SHUREやFiioだとこれを使って、色々と設定をいじられるのですが、そう言った物は存在しません。

  • 外音取り込みやノイズキャンセリングは無い
     読んで字の如く。

長所

  • お気に入りのイヤホンを完全無線化出来る。
  • 音質は使うイヤホンに左右されるが、大抵の場合は普通の物よりも圧倒的に上に出来る。
  • 音に飽きても物理的に交換出来る。
  • 通話も問題無し。
  • Type-Cで充電可。

 Fiioにもそういった物があるのは知らなかったので、若干後悔している自分がいますが、チップ自体はこちらの方が新しいので、安定性的には良かったと感じています。 きっとPro版かBT40が発売されるかもしれないので、次世代機は機能面でFiioと同程度には追いついてほしいですね。

注意点(片耳だけしか接続できなくなる症状について)

 使える側も含めてボタン長押しでリセットを実施して一度箱の中へ入れる。
 取り出すと再度左右でペアリングしてくれるので、再度各種端末と接続すればOK。
 一度発生したので対処法を明記しておきます。

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Kindle Fire HD 10(2021年型)

 実物を上げている人はすでに大量にいるので、写真は省略

 一個位タブレットあったら、便利じゃないかと考え、10月の月末セールで値引きされていたので購入。 Fireタブレットの中でも上位機種。この上にPlusがあるけど、もう1GBメモリが多いのと、Qiの有無以外に変化は無い。

 SoCのHelio P60Tは低価格Android端末ではよく使われている物で、2016年の旗艦機でよく使われていたSnapdragon 820/821より少し上くらいの性能。 なのでブラウジング、動画視聴、読書は不満無い程度にはサクサク動く。一万円でこれなら上出来。但しSoC自体は前世代機と同じで性能面での向上は無い。

 Fire OSと謳っていますが、実態は只のGoogle要素が消えたAndroid 9.0。 なので別途GoogleのシステムアプリとPlayストアを入れれば、普通のAndroidと同様に使える。 音声入力とか一部使えない物もあるけど、ほぼ全てのアプリは動作するはず。動きも遅くないし、バグも今の所ない。 ただし非公式な手法で自己責任になるのは注意

長所

  • (割引時は)脅威の約1万円で買える。普段でも約1万5千円。これ以上の買うなら3万円台後半以上の物で良い位。
  • 他の7型や8型のFireと違いメモリが多い。
  • 漫画も読める10.1インチ。画面二分割も可能。
  • ブラウジングと動画、読書だけなら、もたつきはほぼ無い。iPad無印には勝てないものの、それと比べてもそこまで遅くはない。
  • 液晶ディスプレイはFullHD 60Hzで十分に綺麗。これは10型のみの特権で選んだ最大の理由。iPad無印と違って画面が沈んでいない
  • 素の容量は32GBだが、microSD使用可。
  • イヤホンジャック付。DAC自体も悪くないと思う。
  • 有象無象の低価格中華Androidタブレットと違って、Amazon Prime VideoとNetflixが100%高画質で再生出来る
  • まあまあなステレオスピーカー。
  • 自己責任だが、Playストアを入れられるので、アプリ不足は解消可能。HUAWEIと違って面倒臭く無いのも良い所。
  • 低性能故、電池持ちも優秀
  • USB Type-C
  • iPadよりほんのちょっとだけ軽い。
  • 日本国内で正規品が買える。

人によって意見が分かれる

  • 背面がマット仕上げのプラスチックで高級感は無いが、傷が目立ちにくい。実用的にはこっちの方が優れている。
  • 色は黒、暗い青、渋い緑の三色から選べるが、全体的に地味。自分は青を選んだ。
  • 画面が有機ELでは無く液晶。焼付きに怯えなくていいのは長所。

短所

  • 標準のランチャー(ホームアプリ)が使いにくい。Fire OS故、変更も面倒。
  • 自分は気にしていないけど、光沢液晶による反射が目立つので、解消したい人はフィルムを張る必要がある。
  • 縦置きで使うとボタン類が全て上か下になり、操作しづらい
  • 2Dゲームは音ゲー以外は大丈夫そうだが、3Dゲームとかになると明らかに厳しいと思われる。
  • メモリが3GBなので、多重起動する人には使いにくいかも。サービスの進化を考えるとこの先そんなに長くは使えないと思う。不安な人は+5000円払ってPlusへ。
  • 普通のAndroidでは無いので、Playストアを入れたとしても、Google由来の機能には一部制限が掛かる(例:音声入力)。
  • カメラ機能は無いに等しい。タブレットで写真撮る人は少ないと思うので、あんまり支障は無いと思うけど。
  • 位置情報機能は無いので、地図を見る際は注意。
  • スタイラスペン非対応。
  • SIMカードが挿せるセルラーモデルが無い。外で使う場合はテザリングで。
  • ステレオスピーカーが長辺片側だけにあるので、縦置きにした時にモノラルになってしまう。値段が安いので文句は無いけど、自分にとっては一番残念な部分と言える。
  • Wi-Fi6(ax)が使用不可。
  • Bluetooth関連だと、aptX系とLDACのコーデックには非対応。ただ圧縮音源を気にしない人には関係ない。そもそもaptXとAACを聞き分けられる人は少ないと思う…。
  • 娯楽と閲覧用なら問題無いが、仕事に使うには工夫が必要。

 あくまでAmazonの商品なので、ちゃんとしたAndroidタブレットが欲しい人はXiaomi Pad 5、いっそタッチパネル付のChromebookを購入した方が良いと思うけど、試しに買うなら満足出来る物かと。

 MediaTekは避けていたわけではないですが、逆に安物でもここまで使えるのかと感動しました。とにかく安いタブレットPCが欲しい人普段はiOSしか使っていないけど、試しにAndroidを使ってみたい人におすすめします。

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OnePlus 7の帯域(バンド)を固定する方法(楽天モバイル利用者向け)

 楽天モバイルの4G回線には自社回線(バンド3)とKDDIau)の借り物回線(バンド18/26)の二つが存在しています。楽天モバイルから発売されている一部の公式端末は自社回線を優先して使う設計になっていますが、大抵の場合、基地局が多くて繋がりやすいKDDI回線の方が優先されてします。KDDI回線は5GBを超えると、通信制限が掛かってしまうので、無制限の楽天自社回線の方が利用者からしたら望ましいです。

 幸いOnePlus 7(Oxygen OS)は帯域固定化をする事が出来ます。 OSは最新版のAndroid 11ですが、10の時から使えるので、Volte設定が面倒臭くてアップデートしていない人も利用は可能です。私は7無印でやっていますが、多分他のOnePlus端末でも出来るはず。

やり方

1.ショートカットが使えるアプリをインストール。
 今回は「Shortcut Master (Lite)」を使いますが、同系統のアプリならどれでも行けると思います。

2.アプリを開いて、右上の「︙」の所を押して「Search...」を選択。

3.検索バーが表示されるので「Band」と入力して「Search」ボタンを押す。

4.検索結果の中に、白字で「com.oneplus.engmode」と書かれている項目が二つ現れるので、その中で「com.oneplus.engmode.BandMode」と書かれた方を選択。
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5.「Lanch」を選択。

6.帯域を選択出来るので、使用する物を選ぶ。デュアルSIMを使っている人はもう一方の回線も受信出来る様に選んで下さい。
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7.Applyを選択。

これで固定化が出来ますが、不安な人は「LTE discovery」等で楽天回線のみ掴んでいるかを確認して下さい。

注意

 「楽天のみ」「docomo楽天」「Softbank楽天」ならこれで良いですが、「KDDI楽天」だと一切プラチナバンドを掴めなくなってしまうと思うので(KDDI回線は持っていないので実際は不明)、この方式で二枚挿ししている人は注意して下さい。

OnePlus OxygenOS

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楽天モバイル(楽天回線)を使う上での必須バンド(帯域)は?

 ついに楽天モバイル楽天回線)の料金が公表されました。詳細を見ようと、公式サイトにアクセスしようと思ったのですが、それは皆も同じで入れない状況が続いています。
 楽天モバイルの回線を調べてみようとすると、MVNOとしての楽天モバイルの説明をしているサイトが圧倒的に多い一方で、新回線について、詳しくまとめられている所が少ないので、自分の記録としてまとめてみました。

2021年8月15日追記

投稿から一年以上経ち、楽天モバイルの状況は大分変わってきていますが、記録として残しておきます。

現状、自社回線はバンド3のみ

japanese.engadget.com

 楽天総務省から新規に認可を受けた回線はバンド3(1.7GHz帯)のみで、楽天モバイルが進めている基地局工事もこのバンド3を使える範囲を広げる物だと考えられます。
 現在、楽天回線は大分整備が進みましたが、地下や入り組んだ建物の中を中心に繋がりにくい所があります。を受信出来るのは、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)、愛知県、近畿圏(大阪府京都府兵庫県)等に属する一部地域のみで、全国は網羅出来ていませんその為、楽天回線が届かない場所はKDDIau)回線を使う事となります。

KDDIau)回線の4Gバンド

simmama.net

  • バンド1
  • バンド3(楽天とは別)
  • バンド11
  • バンド18
  • バンド26
  • バンド28
  • バンド42

 沢山バンドがありますが、実用的には太字のバンド1とバンド18か26さえあれば問題ありません(バンド11は世界でもauしかつかっていないガラパゴスバンド、バンド28と42はあって損はしない程度の物、KDDIのバンド3は最近認可が下りたばかり)。

楽天回線を用いる上で必須バンド

  • バンド1(au回線、広く全国で繋がる)
  • バンド3(楽天自社回線、現在は大都市圏限定
  • バンド18か26(au回線、電波が届きやすいプラチナバンドで田舎や山間部に強い)

 バンド1は楽天には提供されていないので、最低この三つ二つさえ受信出来れば、国内での通信に困る事は無いはずです。

端末について

 バンド3は世界で非常に多く使われている帯域で、対応していない端末はまず無いので、楽天回線自体はどの機種でも問題無く使えると思います。au回線は主力プラチナバンドのバンド18と26が対応していないのが、国内未発売端末を中心にちらほらあるので注意。実際のところ大都市圏近郊ならバンド3だけでも何とかなります。

3Gについて

 楽天は初めから4Gと5G回線しか保有しておらず、そもそも3Gの回線自体が存在しません。KDDIの3G回線も2022年3月末をもって停波が決定している上、そもそも楽天に貸していないので、考えなくていいです

5Gについて

 楽天は既に5G回線バンドn77とn257(ミリ波)の使用の認可を受けています。おり、KDDIau)は楽天と同じn77とn257に加え、バンドn78を使用する予定になっています。楽天回線で5G対応端末を使う人はn77とn257n78に対応していれば、大丈夫なはずです。
 只、n77はあまり国際的に主流では無いので、(今後新たな帯域が増えない限り)端末選びに若干苦労する部分もあるかもしれません。

楽天モバイル、Rakuten、携帯電話、スマートフォン、バンド、帯域、MNO

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白ロム「AQUOS ZETA SH-04H docomo」と悪戦苦闘

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 以前から、駅に行かないと交通系ICカードが入金が出来ないのが面倒臭かったので、Felica対応の端末を別で買おうとずっと考えていました。色々探していたら、イオシスで売られていた「AQUOS ZETA SH-04H docomo」が、同期同級のGalaxyやXperiaと比べても、一回り安かったので購入しました。

端末の印象

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 鴻海傘下になってから初めてのスマートフォンで、現行のAQUOSの原点とも言えます。今では懐かしさを感じる見た目で、画面の大きさも5.3インチなので随分小さく感じます。片手で操作しやすいのは良いです。

 画面はリフレッシュシート 120HzIGZO液晶です。一般的な60Hzの端末と比べると物凄く滑らかに動きます。只、今年は高駆動の画面が増加しそうなので、これも当たり前になるかもしれません。


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 SoCはSnapdragon 820。2016年前半期では旗艦機向けの最上級SoCでしたが、今では中級機かそれ以下並みの性能。PUBG Mobile等の重量級ゲームは厳しいです。性能ではSnapdragon 625より上なので、日常用途ならまだまだ使えると思ったんですが、体感ではZenfone 3より遅い気がします。RAMも3GBなのも性能不足に拍車を掛けている印象。


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内部容量は東芝製eMMC。


 性能以上に問題なのはWi-Fiの掴みが悪い事。自宅でも途切れやすいので、感度性能では過去最悪級な気がします。前の所有者これが原因で手放したのでは?と考えてしまいました。

不調のFelica機能

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 Google PayのSuicaは問題無く使えるのに、QUICPayは使えない奇妙な状況。

 実はRoot化してるんじゃね?って思いましたが、改造等はされていない様子。 ドコモショップで調べてもらったりしたんですが、どうにもならず(まあこんな物の対処法、多分店員も分からないし…)。不正規品ではない事は確認できましたが。インターネットで探しても事例が全く載っていないのでお手上げ状態です。

 中身のOSが発売当初のAndroid 6.0のままなので、アップデートすれば何か変わるかもしれませんが、Kyashの仕様変更で、QUICPay使用時のポイント還元を廃止するので、もうSuicaだけ使えれば、良いかなって思いつつもあり、そのまま使っている感じです。

 何か良い対処法があったら紹介してもらえたら幸いです。

携帯電話、スマートフォンスマホAndroidAQUOS、白ロム

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Mi Smart Band 4買いました。


 ジムに行き始めたのですが、スマートフォンをポケットに入れて万歩計として使うのは、汗が付着するのと、動く度に重さで飛び出しそうになっていたので、良い機会と思い購入を決断しました。  前回はExpansysで注文しましたが、今回は値段が安かったのと冒険も兼ねて、Aliexpressでの購入に挑戦してみました。

掛かった日数

Aliexpressの追跡記録(一部省略)

日付 配送履歴 場所
2019/09/18 09:06 注文
2019/09/24 14:45 Order information received by carrier(店舗が注文確認)
2019/09/30 11:36 Accepted by carrier(発送準備)
2019/09/30 15:28 Outbouding in sorting center(倉庫から発送)
2019/09/30 23:30 Hand over to airline(航空会社に引き渡し) 香港
2019/10/04 00:26 Despatched to Overseas Postal Admin(シンガポールから日本に) シンガポール
2019/10/04 20:00 Airline arrived at destination country(日本に到着) 日本
2019/10/09 09:00 Held by import Custom(税関手続き開始)
2019/10/09 16:00 Departure from inward office of exchange(税関手続き終了)
2019/10/10 19:38 Processing at delivery Post Office,Scheduled delivery date:Oct 11(配達をしてくれる最寄りの郵便局に到着)
2019/10/11 09:16 Send item out for physical delivery(配達開始)
2019/10/11 16:26 Successful delivery (配達完了)

日本郵便(一部省略)

日付 配送履歴 場所
2019/10/04 00:26 国際交換局から発送 シンガポール
2019/10/08 22:28 国際交換局に到着 最寄りの国際交換郵便局
2019/10/09 09:00 通関手続中 郵便局内の税関出張所
2019/10/09 16:00 国際交換局から発送 最寄りの国際交換郵便局
2019/10/10 19:38 到着 地元の郵便局
2019/10/11 16:26 お届け済み 自宅

 合計で注文から到着まで23日掛かりました。当初は13~20日に間に到着予定と言われてましたが、中華人民共和国建国記念日に伴う警備の強化や香港のデモ活動の影響もあって、遅れてしまったのだと思います。

製品について

 画面はフルカラー有機EL。別にスマートフォンでは無いので、太陽光に弱い有機ELを採用しなくても良いとは感じますが、他の競合機も有機ELなので、業界としては電池持ち重視で有機ELが主流なのかも。
 今回購入した型は国際版。後で気付きましたが中国大陸版でも英語表記は可能みたいなので、安い大陸版を買って大丈夫です(千円も差は無いですが)。
 現時点では日本語には対応していないので、項目は全て英語表記されます(国際版を使用且つ端末側の言語設定が日本語の場合)。只、難しい英語では無いので理解は出来るはずです。日本版では日本語で使用する事が出来ますが、国際版と大陸版は日本語での使用は現状では不可です。只、難しい英語では無いので理解は出来るはずです。

初期設定

 WearOSとかでは無いので、接続及び設定には専用のアプリが必要です。Playストア及びApple StoreでXiaomi公式提供の管理アプリのMi Fitがダウンロード出来るので拾ってきます。説明書にダウンロード先のQRコードも描かれているので、それを読み取っても大丈夫です。
 利用にはMiアカウント、Googleアカウント、Facebookアカウント、WeChatアカウント等のどれかが必要です。私は面倒臭いのでGoogleにしました。
 後は端末のBluetoothを起動した状態でアプリの設定を進めていけば簡単に準備出来ます。OSが対応していれば特に問題は起きないはずです。

機能

 主な機能は以下の通りです。スマートバンドとしての必要な機能は概ね入っています。

  • デジタル時計
  • 万歩計
  • 各種運動の記録
  • 心拍数計測
  • 睡眠の質の計測
  • 音楽の再生停止、音量調整
  • 時間計測
  • アラーム
  • 現在地の天気、気象警報
  • アプリの通知
  • 着信のお知らせ

アプリの通知

 アプリの通知をそのまま表示してくれます。(中国の物なので当然ですが)マルチバイト文字対応なので日本語表記も問題ありません。絵文字は文字化けしてしまいますが、実用上特に問題ないでしょう。私はLINE、災害速報、電子マネーのアプリ等で通知させています。
 ちなみにアプリに限らず全ての通知の際は音の代わりに本体が振動して教えてくれます。振動はMi Fitで調節可。

体調管理

 心拍数の計測と睡眠の質の確認出来ます。精度と測定結果の信頼性は何とも言えませんが、まあ目安にはなると思います。心拍数の計測は常時にも出来ますが、その分、電池を消耗します。

連携機能

 Google提供の健康・運動管理アプリのGoogle Fitと連携が出来、Mi bandから集計した情報をGoogle Fit側にも反映してくれます(二重で記録も取られない)。購入以前はGoogle Fitを活用していたので、今まで築き上げてきた物が無駄にならなくて嬉しいです。

音楽


 音楽の再生及び停止、前後の曲への移動、音量調整が出来、曲名も表示してくれます(アーティスト名やアルバム名等は無し)。SpotifyAmazon Musicで使える事は確認済み。まあ音楽アプリならどれでも対応しているのではないでしょうか。

その他

 アラームとタイマーは振動のみで音を出さずに使えるので公共の場で使う時に重宝しています。「More - Find Device」を選択すると、スマートフォンから音がなり、何処に端末があるか教えてくれます。但し周りに迷惑掛かる位の超爆音なので使用には注意。

防水性能

 普通の入浴時、一般的な25m水泳プール、ミストサウナでも使いましたが、問題無く作動しました。防水性能は安心して良いと思います。只、保護フィルムを貼っていると、水滴に反応して上手く操作出来ないので、こうした場所で使いたい人は貼らない方が良いです。

電池持ち

 
 公称では二週間以上持つと宣言されています。私の使い方では、二週間どころか三週間以上持っていて、脅威の電池持ちです。元々画面も小さいですし、高度なOSが入っていないのが、電池持ちの高さに貢献しているのでしょう。

まとめ

 電池持ちの事を考えると、時計としての目的重視で買うのはあんまりお勧めできません。ウェアラブル端末自体が運動習慣のある人、健康に関心のある人向けになってきているので、常にそういった事をやられている人やこれから行いたい人が使うと良いでしょう。
 高価なウェアラブル端末だと手荒に扱うのを躊躇してしまいますが、この値段だったら遠慮せず使えると感じました。Amazonで大量にスマートウォッチが見つかりますが、レビューの信憑性も怪しいのが多いので、Mi band 4かUMIDIGIのUWatch2辺りを買うのが無難かと。
 Mi band 4は世界中で人気なのでハード、ソフト問わずサードパーティーに恵まれているのも長所です。純正はゴム製バンドですが、別途購入する事で金属製等の物も使用出来ます。また管理アプリもMi Fit以外の非公式な物もあるので、色々と試してみても面白いはずです。
 自社クラウドファンディングサイトで系列会社のHaylouが9.9999.9元(日本円で約1500円)のより安いスマートバンド販売の為の資金を募っているので、これが本国のみならず海外で販売される事になったら、こっちを買ってみても良いかもしれません。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス