GoogleはAndroidやGmailを使っている以上、日頃からお世話になっていますが、サービスをGoogleに依存するのは面白くないと思い、何か面白い検索エンジンを探していたら、このDuckDuckGoを見つけました。
アヒルのマークが特徴です。
米国生まれの検索エンジンですが日本語にもちゃんと対応しています。
標準だと地域設定が「全世界」なのでアルファベットだけで検索すると英語のサイトが、漢字だけだと中国語のサイトが表示されてしまいますが、地域設定を「日本」に設定すれば日本のサイトがちゃんと表示されます。何故かWikipediaの説明は逆になっていますが。検索結果は独自のWebクローラーの他bing等を参照にしているみたいです。
このDuckDuckGoの最大の特徴は個人情報保護を謳っている事。トラッキングや広告ターゲティングをしない事を大々的に宣伝しています。DuckDuckGoも運営資金を得る為に標準では広告が表示されますが、表示させる、させないも利用者側で決める事が出来ます。
検索エンジンなのでOS、ブラウザー、パソコンやスマートフォン/タブレットPC問わず使用出来ます。AndroidとiOSには最適化されたブラウザー版もアプリストアで配信されています。FirefoxとSafari、SRWare Iron等個人情報保護を謳うブラウザーでは標準で選択出来ます。Torを使用するブラウザーもその役割上、標準で検索エンジンとして設定されています。Google Chromeもつい最近、地域限定でDuckDuckGoを検索エンジンに設定出来る様になりました(日本では未実装)。Google Chromeを含むChromium系ブラウザー、Opera等のそれ以外のブラウザーもパソコン版なら拡張機能と言う形でDuckDuckGoを標準の検索エンジンに出来ます。
個人情報保護に拘った検索エンジンなので…
- HTTPSの有効化無効化。
- 標準で使う地図サイトの設定(Google Map以外にもBing MapやOpenStreet Map等を指定可能。)。
- 厳格、標準、無効の三段階で選べるセーフサーチ。
- 動画再生(YouTube等の動画をDuckDuckGoから再生が出来る。)。
等の様々な機能を自分で設定する事が出来ます。標準は普通の白背景ですが、私は目の健康の為に黒背景にしています。拘りの強い方は背景や検索結果の文字の色等も自分自身で細かく決める事が可能。
最近はGoogle AdSenseを収益の柱にしているサイトが多い事から、Googleでの検索結果は結構ごちゃごちゃしている感じかなと思います。勿論Googleの質の向上には努めていますが、中々難しいのが現状だと思います。それに比べると、DuckDuckGoで検索すると比較的公式サイトを優先して表示してくれる傾向があると感じます。
DuckDuckGoがこの先何処まで伸びるかは分からないけど、もっと一般的に使う人でも選択肢の一つとして普及してくれる事に期待したいです。
参考文献