凸凹研究所

関心のある、購入した製品ついて書く不定期更新の雑記ブログです。

「きっと、うまくいく」を見た。

 数年前から作品の存在は知っていたので、何時かは見てみたいとは思っていましたが、中々見れず、今回、友人の家に遊びに行った時に一緒に見る機会があって、漸く見る事が出来ました。

 どんな話か大雑把に言うと、インドの最高峰の理工大学(元ネタはインド工科大学)に入学して、寮が一緒になった三人の学生が意気投合して、騒動を起こしつつ、自分らしい生き方を模索していく学生時代と、卒業して十年後、三人の内の二人が行方不明が分からなかった一人を探しに行く旅の二つの内容で構成されています。

 約3時間と言う長さですが、笑いあり、涙あり、感動あり、ダンスありで長丁場ですが全く飽きないです。しかもそれぞれが進行上破綻しておらず。脚本の組み立ても見事としか言い様が無いです。

 また、この映画ではインドの社会問題を扱っています。インドは数学と理工で伸びた国ですが、その反面で貧困層がまだまだ多いインドでは技術者になる事が立身出世の一番の近道とされていて、それにより熾烈な競争社会で苦しみ、自分の本当にやりたい事に取り組めない若者達の問題が描かれています。ようは「本当に幸せになる為には、自分の本当にやりたい事にまっすぐ取り組むべきだ」と言う地域、時代関係無く不変の事をこの映画では扱っています。

 単純に面白いインドの映画として見るのもありですが、脚本作りやインド社会の勉強にもとても良い映画だと思いました。

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