凸凹研究所

関心のある、購入した製品ついて書く不定期更新の雑記ブログです。

楽天モバイル(楽天回線)を使う上での必須バンド(帯域)は?

 ついに楽天モバイル楽天回線)の料金が公表されました。詳細を見ようと、公式サイトにアクセスしようと思ったのですが、それは皆も同じで入れない状況が続いています。
 楽天モバイルの回線を調べてみようとすると、MVNOとしての楽天モバイルの説明をしているサイトが圧倒的に多い一方で、新回線について、詳しくまとめられている所が少ないので、自分の記録としてまとめてみました。

2021年8月15日追記

投稿から一年以上経ち、楽天モバイルの状況は大分変わってきていますが、記録として残しておきます。

現状、自社回線はバンド3のみ

japanese.engadget.com

 楽天総務省から新規に認可を受けた回線はバンド3(1.7GHz帯)のみで、楽天モバイルが進めている基地局工事もこのバンド3を使える範囲を広げる物だと考えられます。
 現在、楽天回線は大分整備が進みましたが、地下や入り組んだ建物の中を中心に繋がりにくい所があります。を受信出来るのは、首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)、愛知県、近畿圏(大阪府京都府兵庫県)等に属する一部地域のみで、全国は網羅出来ていませんその為、楽天回線が届かない場所はKDDIau)回線を使う事となります。

KDDIau)回線の4Gバンド

simmama.net

  • バンド1
  • バンド3(楽天とは別)
  • バンド11
  • バンド18
  • バンド26
  • バンド28
  • バンド42

 沢山バンドがありますが、実用的には太字のバンド1とバンド18か26さえあれば問題ありません(バンド11は世界でもauしかつかっていないガラパゴスバンド、バンド28と42はあって損はしない程度の物、KDDIのバンド3は最近認可が下りたばかり)。

楽天回線を用いる上で必須バンド

  • バンド1(au回線、広く全国で繋がる)
  • バンド3(楽天自社回線、現在は大都市圏限定
  • バンド18か26(au回線、電波が届きやすいプラチナバンドで田舎や山間部に強い)

 バンド1は楽天には提供されていないので、最低この三つ二つさえ受信出来れば、国内での通信に困る事は無いはずです。

端末について

 バンド3は世界で非常に多く使われている帯域で、対応していない端末はまず無いので、楽天回線自体はどの機種でも問題無く使えると思います。au回線は主力プラチナバンドのバンド18と26が対応していないのが、国内未発売端末を中心にちらほらあるので注意。実際のところ大都市圏近郊ならバンド3だけでも何とかなります。

3Gについて

 楽天は初めから4Gと5G回線しか保有しておらず、そもそも3Gの回線自体が存在しません。KDDIの3G回線も2022年3月末をもって停波が決定している上、そもそも楽天に貸していないので、考えなくていいです

5Gについて

 楽天は既に5G回線バンドn77とn257(ミリ波)の使用の認可を受けています。おり、KDDIau)は楽天と同じn77とn257に加え、バンドn78を使用する予定になっています。楽天回線で5G対応端末を使う人はn77とn257n78に対応していれば、大丈夫なはずです。
 只、n77はあまり国際的に主流では無いので、(今後新たな帯域が増えない限り)端末選びに若干苦労する部分もあるかもしれません。

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